top of page

(対談当時)横浜未来機構 家村様 コアユーザー対談

OFFHACK®︎を導入ご活用くださった横浜未来機構の家村直樹様との対談記事です。

横浜未来機構 様のHPはこちら (https://yoxo-o.jp/​)

IMG_5754.JPG
IMG_5718.jpg

藤沢 家村さんは最近のテーマとかってありますか。

 

家村さん 最近のテーマはそうですね、僕は横浜未来機構の事務局を始めて今、大体5ヶ月ぐらいがたったところなんですよ。(2022年3月対談)

 

この5ヶ月間、自分の中にどういう変化があったかなって振り返ると、そもそも5ヶ月前は「横浜」という場所をあんまりよく知らなくて、「横浜」に来てすごいこの都市が魅力的だなっていうことに気がつきました。例えば「横浜」ってショッピングができるとか、観覧車があるぐらいは知ってたんです。

 

でも文化とか、アカデミックなところだったりとか、歴史だったり、港があったり、いろいろな分野がここに一気に凝縮していて、街並みと人としての魅力もあるし、様々な分野に関わっている多種多様な人たちがいるっていう魅力に気づいたっていうのが、最近ここ5ヶ月ぐらいで自分の中では発見というか、改めて再発見したっていうところがありますね。

 

藤沢 なるほど。 やっぱり僕もそうですけど家村さんの言葉を借りるなら、人の繋がり。何かこの街の文化的なところ、歴史もそうですし、そういったところは僕も元々とっても好きな部分だなと思うんですよね。 やっぱり「都市においてのカルチャー」ってその都市ごとに違いますよね。

 

家村さん そうですね。 違いますね。僕は今までそんな都会にはいなくて、出身が鹿児島で、そこから茨城、栃木でこの神奈川に来たんですけど、これまで地方の都市が多かったんですけど、その中でやっぱり自然がこう豊かなところが多かったんですが、この横浜みなとみらいって自然もあるんですけど、そこに近未来的な要素もあって、そこが素敵な形で融合してるなっていうのがすごい。率直にいいなあと思いましたね。

 

藤沢 そう僕も思いますね。僕も高校から神奈川なんですね。大学でもご縁があって。初めての一人暮らし含めて神奈川で生活してる時間が僕も長くて、中学生まで東京生まれ東京育ちですけど、ずっと神奈川で根付いてきたのもあるので、やっぱり横浜とかみなとみらい桜木町、関内もそうですけど。

 

すごく何だろう。「ほっとする空間」が多いし、街並みもすごい素敵だなって思ってるので。不思議と引き寄せられて、今の僕自身があるなっていうのは感じますね。やっぱり歩いていて、この町並みとか歴史的なレンガ調の作りだったり散歩するだけでも面白いですよね。ちょっとした非日常の空間に溶け込むというか。

 

家村さん よく言われるのが異国情緒っていう言葉ですけど、でもやっぱり歴史をたどるとペリーさんが黒船で開国を迫ったっていうところもエピソードの一つ。歴史的にもパラダイムシフトが起きた場所ですし、非常に多様性っていう意味でも、すごく共生しているような町並みであって。あとやっぱり開放して受け入れた場所っていう、「人に対する受容性があるな」と思っています。僕、全然横浜に今まで関係なかった人間なんですけど、この横浜のコミュニティの人たちが僕を受け入れてくれる。単純に嬉しいなと思っていまして。

 

藤沢 この受け入れてくれる部分は大事ですよね。

 

家村さん 嬉しいですね。横浜には横浜でサラリーマンをしながら、いろいろ社会活動をやってみたいっていう人たちが横浜OneMMというコミュニティを作ったり、あとはその横浜の中でも、いろいろなところで各職員で横断で会議が行われていたりとか、そういう場に僕も参加させてもらうことができたりとか、そういうのを受け入れてくれるこの「人の受容性」っていうのがすごくいいなって思いましたね。素敵な事柄がいっぱいある中で、とても大事なところだなって思っていて。

 

藤沢 後で触れていただくかもしれないですけど、家村さんも、やっぱりYOXO、横浜未来機構でやりたいことや、挑戦だったり、失敗を受け入れる文化に繋がってくるのかなって思ったんですよね。この考え方やポリシーだから実現できるっていうのは結局人ありきだなって思っているので、その点について家村さんの考えや思うところはあったりしますか?

 

家村さん そうですね、やっぱり今藤沢さん言われたような失敗を受け入れるっていうのは、ローンディールでお世話になる前までは、元々自動車エンジニアとして大企業で働いてたんです。なかなか大企業的な視点だと失敗を受け入れるっていうこと自体難しい。失敗しないようにするかがそもそもの目標だったりとかするところがあって。

 

その失敗をどう受け入れてその次に何を目指すのみたいなところはなかなか大企業だと、目指せないっていうのがあって、でもイノベーションの世界の人たちの話を聞くと、その失敗をしてもそれを乗り越えて、次のイノベーションを起こすんだ、乗り越えられたものがイノベーションとして生まれてくるんだみたいな話を聞いたときに、やっぱりそれを乗り越えられるためには失敗を受け入れる文化ってのがないといけないなってつくづく思いましたが、大企業ってそういう視点が全然なかった。ちょっと衝撃でした。

 

藤沢 衝撃的っていう表現をされましたけど、やっぱり環境によって、文化はもちろん違いますし、今おっしゃられたような、なんでしょうね。自分が経験したことのない変化の中に身を置くってことも、これから非常に重要になってきそうだなって思いました。

 

家村さん そう思えば実際にその変化を自分で求めて、何か期待していたのか、期待してなかったんだけど、期待以上のものがあったのかっていうのがわかります。自分自身でそういう風に今解釈してます。

 

藤沢 素晴らしい変化ですね。

 

家村さん そうですね。変化への期待でいうと、多分直接的ではなくて、何か「潜在的には少し変わりたいな」っていう思いはあったと思うんですけど、実は人とのコミュニケーションが結構苦労が苦手だったんですよ。

 

藤沢 そうなんですね。(笑)

 

家村さん こうやって今では流暢に話してるので、藤沢さんは嘘だろうと思うかもしれないんですけど、エンジニアって基本的に人とのコミュニケーション苦手なんですよね。(笑)なぜかと言うと、エンジニアの世界とかだとソフトウェアコードとかを次の人にパターンを渡しますっていうときに、そのコードだけ渡せばいいので、何か特にコミュニケーションを取る必要はないんですよね。それで、コミュニケーションを取るときって、それが間違ってますか間違ってませんかの正しいか正しくないかの会話でしかないんですね。

 

藤沢 うんうん。

 

家村さん それは相手の価値観だったりとかその人がどう思うって言うのは全然関係なくて。そうするとその人とコミュニケーションとってることには、実はなってなかったっていうか気づいたんですよね。なので、僕は潜在的に思ってたのかもしれないけれど、「人とコミュニケーションを取りたい」っていう思いが、もしかしたらあったのかも知れない。そこを本質的には変えたかったのかもしれないです。(笑)

 

藤沢 なるほど。

 

家村さん だから横浜未来機構って、あの100企業(100団体)参加して頂いていますけど、100団体以上の人たちがいるから、いろんな人ときっと繋がると思っていて。この多様な繋がりがあれば、何か自分も変えることがそこは自分として足りない部分だから、横浜未来機構に入れば、この素敵なコミュニティの中に入ることができるんじゃないかっていうのを、もしかしたら潜在的に思ってたんじゃないかって、今振り返るとわかりますね。

 

藤沢 そこを潜在的に思われて、家村さんはアクション(行動)したじゃないですか。僕はプロジェクトなどで一緒になって横で見てるので、すごく変化はわかるんですけど、家村さんからすると、どういう変化が一番大きかったですか? 

 

家村さん 自分自身の変化で言うと、一番大きかったのは自己開示ですね。自分をいかにこう語れるか、めちゃくちゃ大きな変化でした。最初は僕、Facebookももう4、5年凍結してましたし。(笑)自分の近況をSNSにあげるなんてことしてなかったんです。そういうことも含め、過去自分のことを口に出していろんなことを表現するっていうのも、もう全然変わりましたね。

 

藤沢 確かに今こうやって積極的に対談もしていますよね。

 

家村さん そうですね。何かこういう話をしていると、未来志向で「何かこういうことをやっていきたいよね」みたいな発信が増えると思うんですけど。

 

藤沢 家村さんは今後、未来志向でどうしていきたいと思っています?

 

家村さん 僕がやりたいのは、やっぱり、「みんなの好奇心を発掘したい」っていうのをやりたいんですよね。

 

藤沢 とってもいいですね。

 

家村さん なぜかっていうと、僕自身は好奇心を「車」っていうプロダクトから手に入れたんですね。 車に乗って車をいじって、それ面白いと思って、そこから好奇心をもらって自動車エンジニアになったっていう原体験があって。

でも僕は車が好きだったけど、藤沢さんがそうとは限らなくて、他の人がそうとは限らなくて音楽が好きな人もいるし、絵が好きな人もいるし。

 

それぞれ1人1人の好奇心を発掘してもらって、発掘したその先の自分の好奇心に「がむしゃらに突き進んでいってもらえればいい」んじゃないのかなと思って。「その人の好奇心を発掘する。」ことが、何か僕のやりたいことにちょっと近いなって思ってきました。

 

藤沢 とってもいいですね。ちなみにこの我々のサービスOFFHACKと出会って使い倒してくれてますけど、実際どうですか。OFFHACKはどういうサービスになってもらいたいとかありますか。

 

家村さん OFFHACKに僕がすごい期待してることは、5ヶ月前みたいに自分の考えを表現しにくいなとか、正直な話をするとリアルでもオンラインでも「自己開示に躊躇するな」とかって思ってる人って多分、結構いると思うんですよね。僕も含めてそうでしたし。 そうなったときでも、人と繋がりたい、この人何考えてんのか?とか少し気になるっていうときに、ちょっとこのサービスを覗いてみたいと思いませんか?

 

僕はもう、OFFHACKの権化ですよね。(笑)だからこのエピソード面白いなとか、それが人と繋がるときにこのエピソードは聞いたなという親近感を作るという意味でもOFFHACK的な考え方かなと思っていて。その人の1次情報だったり、エピソードがDX化されていれば、それをちょっと覗いてみて、すごく気になって好奇心を持てれば、その人に話を聞きに行く。

 

OFFHACKは人を繋ぐ際に貴重なセレンディピティを産む、そのきっかけになるんじゃないかなと思って、そういう使い方をしてもらえたら僕が実現したい「好奇心の発掘」にも繋がるから、そういうふうにOFFHACKサービスを皆さんに使ってもらいたいなと思っています。

藤沢  僕も家村さんのエピソードを聞いたときに、はっとさせられて。やっぱり「好奇心がすごく人の源泉になりうる」なっていう学びというか気づきを改めてさせてもらったので。

 

やっぱり人の持っている思想とか哲学、何か価値観に触れれば、お互いに良い影響や気づきをシェアし合えるなっていうのが僕の考えなので、こういうふうに言ってもらえるのはとってもありがたいことだなと思います。

 

家村さん 僕も本当にこのサービスはそうなっていってもらいたいなと思っています。

 

藤沢 いやあ、嬉しいですね。ぜひこれからも色々とプロジェクトご一緒させてください!本日は楽しく対談ありがとうございました!

 

家村さん こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました!

bottom of page